あとがき

 
 

 こんにちは、日向です。この度は「ご縁食堂ごはんのお友 仕事中でも異世界へ」のあとがきまで辿り着いていただきまして、誠にありがとうございます。
 脱社畜をした大和が、未来や狼をはじめとする異世界の仲間達と繰り広げる物語も、四冊目を迎えることができました。
 これもお手に取ってくださった皆様、カバーの鈴木次郎先生、そして担当さんをはじめとする関係者様たちのおかげです。
 本当に感謝でいっぱいです。

 さて、今回も終始楽しく書かせていただいたのですが、大和は狭間世界でちびっ子もふもふ&狼店主の美味しい定食をいただくのもさることながら、みんなでモーモー温泉へ行きました。
 そこで新たなメンバーと絡んだり、また仕事で歌舞伎町まで出れば?兄貴?たちとの再会があったり、とにもかくにも賑やかなことになっております。
 個人的には、どうでもいいことで対峙し合っているおっさんたちや、省エネ化した酔っ払い三匹に筆が大暴走したような気がしますが、隅から隅まで楽しんで書けた証かと思います。
 相変わらず私の萌えポイントがずれているのは承知のこととして――(汗)
 それでもやっぱり、「大ちゃ〜ん」「あんあん」「きゅおん」なちびっ子達には、未来永劫、可愛くもふもふされていてほしいです。
 というか、鈴木先生のイラストを見ていると、両手で丸いお顔どころか、身体ごと掴んで撫で回したくなるのは私だけではないはず!

 そんなこんなで執筆中は、ニヤニヤしながら楽しい時間を過ごすことができました。
 途中、書いても書いてもページが増えなくて、「なんでよ〜!!」と、夜中に泣き崩れたのも、今となっては喉元過ぎればなんとやらです。
 アップしてみれば、カバーに大和はいるし、帯に兄貴はいるし、何より巻末には描き下ろしの彼らのイラストまで!!
 また、本書とは別に、著・米道おにぎり先生による「ご縁食堂コミカライズ」もスタートしていて、本当に嬉し楽しがいっぱいです。
 こんな世界をまだまだ書き続けられたらな――と、思います。
 そのためにも、まずは皆様に「面白かったよ」と言っていただける話を頑張ってお届けせねば! なのですが。
 しかし、私の人生でこんなにやり甲斐のあることは他にはないですから、今後も物書き道を邁進していければと思います。
 それではまたスカイハイ文庫さんで、別の本でお会いできることを祈りつつ――。


日向唯稀