このたびは、「百々とお狐の見習い巫女生活 弐」をお目に留めていただき、ありがとうございました。
　改めまして、千冬と申します。小説投稿サイト「エブリスタ」様で、小説を書かせていただいております。
　前回、「百々とお狐の見習い巫女生活」をSKYHIGH文庫様から出版していただき、多くの方にお手に取っていただけて、本当に感謝の気持ちでいっぱいです。おかげさまで、百々のその後を皆様にお届けすることができる機会をいただけました。
　今回は、ストーカーという犯罪と神様を絡めてあります。どのような犯罪であっても善いものはないのですが、ストーカー犯罪というものは被害者が長期間に渡って理不尽な恐怖に晒され、ともすると人としての尊厳をも傷つけられるようなものだと思っています。それを取り扱うにあたって、被害者の恐怖だけでなく、それに対応する人々の感情やどうにもならない立場など、多面的に組み込めればと挑戦してみました。
　にしても、市長！ ああ、市長！
　ここで種明かしのようなことは避けますが、ああ！ ああ！
　かつて、エブリスタ様で百々の祖母の話を書かせていただきまして、そこで出てきたキャラクターのその後でございます。とんでもないものを生み出してしまった……っ！ そんな感じです、なんてこった！
　その市長とやらに興味がありましたら、こちらの作品とエブリスタ様の方を、とちゃっかり宣伝しておきます(笑)
　言っておきますが、フィクションですので現新潟市長はれっきとした真面目な方です。ええ、本当です、たぶん←お会いしたことありませんもの
　それから、今回の本には、書き下ろしの部分が入っています。あれは実のところ、千冬の実体験を基に書いております。どこら辺が実体験なのかは、ご想像にお任せいたします。行かなきゃよかった……っ、怖かった！ これで察してください。
　そして、やっぱり。もっと書きたかった、アピールしたかった、新潟の良さ。新潟大好き。新潟いいところ。
最後に、今回も本書発刊にご尽力いただいた編集の長谷川様並びに編集部の皆様、デザイン、校正などこの本を素晴らしい姿に仕上げてくださった皆様、ありがとうございました。表紙やキャラクターデザインで生き生きとした百々を描いてくださいました紅木春様、ありがとうございました。
　そして、このあとがきを読んでくださった皆様、書籍を手に取ってくださった皆様に心から感謝いたします。
　でもって、できましたらもう一度、百々の神社修行の締めくくりを「参」という形でお届けできましたらこれ以上のことはないのですが……迷われている方は、この機会にまとめ買いを (笑)

　

千冬