Q.受賞コメント
私は初めて小説を完成させた中学3年生のときから、「自分は小説家になる」とわかっていました。その確信を持ち続け、小説の執筆をして参りました。
これまでに他の新人賞で佳作等の賞を頂いておりましたが書籍化の話はなかったので、初めての打ち合わせの際にすぐ「書籍化」の話になり、驚いたことを覚えております。
現在27歳なので、デビューまでに約12年かかりました。不思議なことに、プロになったことへの喜びは薄く、それよりもプレッシャーと責任感を感じ、身が引き締まる思いでした。
やっと小説を書くことが趣味ではなくなりました。プロになり、「良い小説」を書きたいという気持ちは更に強くなりました。「良い小説」は人の心に届くものと信じております。これからも小説家であるために、貪欲に執筆をしていきたいです。みなさま、今後ともよろしくお願い申し上げます。
Q.賞に応募しようと思っている方々へのアドバイス
私がデビューまでに約12年間も時間がかかったのは、書かなかったからではなく、読まなかったからだ、と指摘されたことがあります。読書家のつもりでいましたが、90年代よりも前の小説をあまり読まずにきたことが大変悔やまれ、今もインストール中です。
名作と昔の自分が書いた小説を読み比べてみると、拙作には無駄を多く感じました。小説は文章で構成されています。私も修行中ですが、まずは「面白さ」よりも「読みやすさ・上手さ」に注意を払うと良いと思います。
また、「縁」と「運」がプロになるためのキーだと考えております。人との繋がり、「縁」は私を支えてくれました。「運」は自分ではどうしようもないことに思えますが、エントリーすることで、「運」に手を伸ばすことはできるような気がします。私の受賞作も、22歳のときに書いたものでした。もし迷っている方がいましたら、「運」が味方してくれることを信じ、是非ご投稿下さい。
Q.受賞コメント
受賞の報せには大変驚きました。結果についてはあまり考えておらず、読んでくれる人が増えたらいいなぁという気持ちでの応募だったので、なかなか現実感が湧かなかったです。
書籍化の作業中も、心のどこかでは「夢かも……」と思っていたくらいで、実際に書籍を手にしてようやく実感が湧いたように思います。
ただ、受賞作は長く付き合ってきた、この上もなく大切にしている物語だったので、評価していただけたことがとても嬉しかったです。
私にとっては好きなものを詰め込んだ話ではあるけれど、需要はあるのだろうか?と常々思っていたこともあり、受賞という結果に「この物語の居場所はちゃんとあった」と思えました。
何より、本という形で読者に届ける機会をいただけたことを、大変嬉しく思っています。ありがとうございます。
これからも一歩ずつ精進しながら、物語を綴ってまいります。どうぞよろしくお願いします。
Q.賞に応募しようと思っている方々へのアドバイス
好きなものを詰め込んだ話を、ぜひ書いてみてください。
題材に沿っていることが前提となりますが、SKYHIGH文庫は懐が広いので、面白ければ何でもありで受け入れてくださると思います。(受賞作は、青春には沿っているとはいっても地味極まりない話なので、まさか評価していただけるとは思っていませんでした)
これが好きだ!ということをめいっぱい表現した物語を、どうぞ書いてみてください。
また、気軽な気持ちで応募してみてはいかがでしょうか。
不安もあることと思いますが、ぜひともあなたの物語を表に出してみてください。
読んでくれる人は増えますし、ちょっとだけでもつながりを持ってみようかな、という気持ちから新しい扉が開くかもしれません。
ぜひ、あなたの物語を応募してみてください。
そして、あなたが書く、あなただけの物語を読ませてください。
Q.受賞コメント
この度は、素晴らしい賞を賜り、誠に有り難うございました。作品を評価して下さったことを、心から御礼申し上げます。選んで下さった編集部の皆様、選考に携わって下さった皆様、そしてweb上で読んで下さった方々、本当に有り難うございました。また、支えてくれた友人や身内にも、心からの感謝を。
大変幸運なことに書籍化となり、編集の方と幾度となくやり取りした今でさえ、都合の良い夢ではないのか、とまだ信じられずにおります。
今回の受賞を励みに、より一層精進していきたいと思います。本当に有り難うございました。今後もどうぞ、よろしくお願い申し上げます。
Q.賞に応募しようと思っている方々へのアドバイス
私はとても光栄なことに賞を頂いた身ではありますが、小説家というには程遠く、残念ながら的確なアドバイスができるとは、到底思えません。寧ろ、私の方がよっぽど助言を乞いたいくらいです(笑)
よって、飽くまでも私のぼんやりした目標や理想になりますが、兎にも角にも、書くしかないのではないでしょうか。
どんなに隣の芝生が青く見えても、どんなに己の不甲斐無さに叩きのめされても、たった一文字にさえ迷うことがあっても、魂を削って書くしかないのでは、と思います。
参考にならない助言で申し訳ありませんが、いつかどこかで、あなた様の後押しになることがあれば、幸甚の至りです。
Q.受賞コメント
拙作をSKYHIGH文庫賞に選んでいただき、エブリスタのご担当者様、SKYHIGH文庫編集部の皆様に心から感謝しております。ありがとうございました。
中間発表に残っただけでも夢のようで、まさか受賞するなんて思ってもいませんでした。この作品は自分でもお気に入りの一作だったので、書籍化のお話を頂いて本当に嬉しかったです。編集の方にアドバイスをいただきながらの改稿作業はとても貴重な体験で、勉強になりました。
個人的なことではありますが、受賞のご連絡をいただいた時は妊娠中で、お打ち合わせの場所からスケジュールまでご配慮いただき大変助かりました。またメールではいつも体調を心配してくださり、すごく嬉しかったです。優しい編集さんが大好きになりました。笑
Q.賞に応募しようと思っている方々へのアドバイス
私なんかがアドバイスをしていいのだろうかと恐縮してしまいますが……まずはとにかく書き続けることだと思います。むやみに何作にも手を出すのではなくて、まずは長編一作を完結させることが大事だと思います。約10万文字のボリュームを物語にまとめることは意外と大変なもので、完結できるということ自体が一つの才能ではないでしょうか。
そして、作品を賞に応募してみる。応募している間に、また新しい作品を書く。それを繰り返していくうちに文章力も上がって、いつかチャンスに恵まれるのではないかと思います。賞には闇雲に送るのではなく、ちゃんと応募要項にあったもの、歴代の受賞作品の傾向を参考にして送るのが重要です。
偉そうに書いてしまいましたが、最も大切なのは楽しみながら書くことだと思います。型にはまろうとせず、情熱をもって、自由に書き続けてください。文法などの細かな部分は何とかなるでしょう!笑
小説投稿サイト『エブリスタ』で今年度のSKYHIGH文庫賞の応募もありました。是非ご注目ください!
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