17歳次期当主、神と人をつなぐため修行中!
ちょっと怖い、神と人のために頑張る百々の成長物語!
加賀 百々 かが もも
17歳。公立高校2年生。身長は160cm前後
普段は明るくゆるい性格だが、実は神さまと人をつなぐ、女性しかなれない「在巫女」を擁する四屋敷の次代当主。とは言っても今のところは代々の在巫女も修行した佐々多良神社で普通の巫女として修 行をしている。神さまが軽んじられたり穢されたりすることが本能的に許せず、突っ走ってしまうことも多々ある。
香佑焔 こうえん
百々を幼少期から見守っている稲荷の神使。百々が高校生になり、自宅から出ることになったので、御守りに憑いて一緒にいる。百々のことを案じているため、少々口うるさい面がある。人の姿を取れるが、見えて触れるのは百々と一子のみ。かつて人に対の狐を壊され、社に火を掛けられ、人を祟ったが、悪霊になる手前で一子に助けられた。その際に百々とこれから続く四屋敷の女当主を守ってほしい、と頼まれる。もと居た社も無くなったため、現在は四屋敷家の敷地内に建てられた小さな社に祀られている。
東雲 天空 しののめ そら
34歳。生活安全課の警部補。身長は190cmをやや超えるくらい。
大柄でほとんど笑わない上に、口下手で不愛想な面があり、誤解されたり怖がられたりしやすいが、まっすぐな正義感を持った善人。ある日、一子の担当をしている先輩からいきなり「百々担当」と命じられ、四屋敷に連れていかれる。何をすればいいのかわからないながらも、柔軟な性格で、自分なりに百々と四屋敷のことを理解しようとしている。趣味は御朱印集め。
四屋敷 一子 よつやしき いちこ
86歳。百々の曾祖母。現四屋敷当主。
歴代の「在巫女」の中でも最も秀でていると言われている。常に和装で、白くなった頭髪をしっかりめに結っている。何事にも動じず、常ににこにこしている。穏やかだが、決めたことを譲ることはない。百々を叱るときは「ほほほ」と笑いながら扇子でぴしゃりと叩く。日常生活の中で、「太刀風」「舞移」という式神を使いこなしている。
高見 駿 たかみ しゅん
57歳。新潟市市長。百々の亡き祖母の元部下で、熱烈な信奉者。一見、人当たりはよさそうで魅力的。
桐生 華 きりゅう はな
20歳。百々の巫女仲間。実家は洋菓子店。地味だが美人。優しく穏やかな性格。
東 紀子 あずま のりこ
85歳。百々の下宿先の女主人。非常に人が善く、一子を尊敬している。料理上手。
佐多 忠雄 さた ただお
佐々多良神社の宮司。厳格な性格で、身内には厳しいが、百々には優しい。
佐多 秀雄 さた ひでお
佐々多良神社の権宮司。忠雄の息子で家族思いで人当たりがいい。
加賀 丈晴 かが たけはる
百々の義父で高校教師。一子とは遠縁。非常に真面目な性格で百々を大切にしているが、実父に遠慮して少し他人行儀。
加賀 七恵 かが ななえ
百々の母。性格は優しくおおらか。百々の自然体なところは母似。四屋敷を継いでいないが、一子と同居している。
小説投稿サイト『エブリスタ』で、2016年11月16日からホラーカテゴリーでシリーズ
連続1位を更新中の千冬先生。二巻発売を記念していろいろ伺ってみました!
Q.『百々とお狐の見習い巫女生活』の書籍化の話が来たときの感想をお聞かせください
びっくりしました。い、いいんですか!? と(笑)
Q.実際に出来上がった本を見た時の感想をお聞かせください
ひたすら感動しました。特に表紙の百々が生き生きとしていて、新しい命をこの子に与えていただいたんだなあと思いました。
Q.『百々』シリーズで、ご自身が気に入っている話はありますか?
二巻に入っている、ストーカー事件です。
新しいキャラクターが出てきますし、解決するために祈る百々に応えて顕現する、ある神様の力の作用が我ながら思いつけてよかったな、と。
Q.沢山の個性的なキャラクターが出てきますが、モデルはいますか?
いないんです。
他の出版社様から出していただいたファンタジーもののキャラクターの一部は確実にモデルがいるのですが、この『百々』シリーズはどのキャラクターも自然と生まれていきました。
Q.お気に入りのキャラクターはいますか?
百々の曾祖母の一子さん。今風の言い方をするならば、チートなおばあちゃんです。
Q.小説を書きはじめたきっかけを教えてください
高校のときに、頭の中で生まれたストーリーを何かの形で表現したくて。でも、絵があまりにも描けない! ので、ノートに書き始めたのがきっかけかと。
授業中に内職して書いていたので、勉強からの逃避もあったかもしれません(笑)
Q.いつもどのくらいのペースで執筆されてますか?
平日は朝出勤前に800〜1000字。あとは、休日に気が乗ったら一気に。
Q.書籍化に当たって苦労されたことはありますか?
いつものことなのですが、本当に! 直すところが多い!
日頃、どれだけ迂闊に書き散らしているか痛感します。
Q.シリーズ二巻目になりますが、今後このシリーズで書いてみたいシーンなどありますか?
百々を護っている香佑焔の視点や思考を、書く場面があったら面白いんじゃないかと思います。
何せ、御守りに憑いて、毎日百々と一緒に高校に通っているわけで、神社にいて神様にお仕えしているだけでは得られないカルチャーショックがあるんじゃないかと(笑)
百々が通っているのは新潟県立江央高等学校。学校ではいつものんびりしている百々ですが、それも自然に付き合える友人がいるからこそ! そんな彼女たちを紹介しちゃいます!
恵美 めぐみ
通称「めっちょん」。長い髪を後ろで結っている。
比美 ひみ
ミディアムボブ。毛筆得意で文系のクラスにいるにも関わらず実は理系が好き。
友紀恵 ゆきえ
バスケ部所属で、体育会系。泣きぼくろあり。猫好きで、自宅に五匹飼っている。
希乃子 ののこ
小柄でぽっちゃり体型。字が汚いらしい。ハムスターと甘いもの好き。