あとがきにお立ち寄りくださった皆様、ありがとうございます。
まさか二作目のお話をいただけるとは思ってもいなかったので、正直驚きました。これも前作を読んでくださった方々のおかげです。ありがとうございます。
もう恋愛もの以外書くことはないと思っていたのですが、チャンスをいただいたことに感謝いたします。
ただ、前回はもともと書いてあったものでしたが、今回はイチから考えるとなるとそのプレッシャーは凄まじく、相当悩みました。それでも主人公の珠美と先生を思い浮かべ、事件を引き寄せる人物を選び、出来るだけ人の命に関わらない話を書くというポリシーのもと、人探しがいいのではないかと思い、書き始めました。
真面目に書いているつもりではいましたが、女子高生を探すことを軸にしつつ、読みながらクスッと笑って欲しいという関西人ならではの性分が顔を出し、もうひとりいなくなった人物を紛れ込ませることにしました。探すというよりも、彼に振り回される担当編集者の姿を想像していただけたら幸いです。
それに珠美と先生の恋も、書き始めるとそれだけで1冊出来上がってしまいそうなので、少しだけの進展にしました。そちらも楽しんでいただけたらなと思っています。
これからもこの経験を活かし、読んでよかったと思ってもらえるようなお話を書けるように努力してまいります。
またどこかでお目にかかれますように……。
私の作品を読んでくださった全ての方に感謝を込めて……。
最後に、今回は前回以上にお世話になった長谷川様、前回同様素敵なイラストを描いてくださったはねこと様、また見えないところでご尽力くださった皆様に、この場を借りてお礼申し上げます。
蒼井蘭子