あとがき

 銭湯が好きです。
 黒湯が好きです。
 好きすぎて、引っ越しの条件には、黒湯近郊(徒歩圏内)を第一に入れている阿呆です。
 自宅の風呂? 物置状態ですが、何か?
 いや、時々は使ってますよ。……すみません。盛りました。使うのはごくたまにです。
 だって、銭湯通い慣れると、自宅の小さい湯舟じゃ、入った気にならないんですよね。
 あと、自宅就労者だと、外行く理由が無いので、外出理由を一つぐらい作っとかないと、人としてどんどん駄目になるというか……まぁそんな駄目な理由で、回数券を6月末に一年分まとめ買いして通っている、銭湯中毒患者です。
 長らく周囲に愛を語ったり、宿泊客は強制連行してみたりして過ごしてきましたが、それだけでは飽きたらず、思い余ってこんな形にしてみました。
 どうせなら楽しく気軽に来て欲しいので、でも来て嫌な目にあったり、後悔もして欲しくないので、ちょっとしたルールとかをちりばめて書いてみました。
 地方出身者には、この地の銭湯はパラダイスです。
 日々の憩いに、綾愛と共に是非、ワンコインでの癒し空間においでませ。常連客の一人として、片隅でそっとお待ちしております。


真媛響乃